クライストチャーチ国際空港のリニューアルの中核として、機内から到着ゲートまでの空間が1つの体験となるようなデザインの依頼がありました。旅行者をあっと言わせ、クライストチャーチが世界レベルの空港になれるように、との依頼でした。 まず、搭乗客が空港内を移動する際にはいくつもの「地点」を通過する、という観察を手がかりに、デザインの開発を始めました。 このような地点の1つ1つが、五感を通して深く心に残る体験を提供し、南島を紹介するチャンスとなります。
そこで、旅行者が飛行機からボーディング・ブリッジに降り立った瞬間から、大型の写真パネルで彼らの目をうばうデザインを考えました。写真は、前を通ると、写っているエリアを思わせる音や香りが感じられるようになっています。.
五感を刺激する旅の途中には、掘り抜き井戸のピュアな地下水を味わえる噴水設備や、天然素材に触れることのできるポイントなどを用意しました。 税関検査の順番を待つ間にも、南島の絶景を映し出して旅行者を楽しませ魅了する、オーストラレーシア最大のプラズマ壁を制作しました。
このプロジェクトには、本当に無我夢中で取り組みました。 持てる想像力と創造力のすべてを出し切り、旅行者の気持ちになって、彼らが期待に胸をふくらませて空港を後にできるようなデザインを考案しました。